【奈良苔活】大台ケ原は、奈良県と三重県の県境に位置する標高1,695メートルの山で、日本百名山にも選ばれています。また、雨が多い地域であるため、苔やキノコが豊富に生息しており、自然観察にも最適な場所です。

苔伝道師の増田（まっすん）です。

今日は「苔スポットの豆知識」をお伝えしていきます♬

▼　【関西・大阪万博】に採用され「サンテレビ」に取材されました！　▼

また、大台ケ原は豊かな動植物相でも知られています。この地域には、ニホンジカやツキノワグマ、サルなどの野生動物が生息しており、運が良ければこれらの動物たちに出会えるかもしれません。また、多くの野鳥も観察されており、バードウォッチングを楽しむ人々にも人気です。特に、大台ケ原はオオルリやコマドリなどの希少な鳥類が生息していることでも知られています。

登山者にとって、大台ケ原のハイキングコースは魅力的です。代表的なルートとしては、「東大台コース」と「西大台コース」があります。東大台コースは、比較的整備されており、初心者でも気軽に楽しめるルートです。このコースでは、「大蛇嵓（だいじゃぐら）」と呼ばれる展望台から、絶景の山々や渓谷を一望することができます。一方、西大台コースは、より自然に近い形で楽しむことができるルートで、事前に許可が必要ですが、その分静寂に包まれた大自然を堪能できます。

さらに、大台ケ原は天候が変わりやすいことでも有名です。特に霧が発生しやすく、幻想的な雰囲気を楽しむことができますが、その反面、視界が悪くなることもあります。そのため、登山を計画する際には、天候の確認が欠かせません。また、大台ケ原の気温は、標高が高いために比較的低く、夏でも涼しく感じられることが多いです。そのため、服装にも十分な注意が必要です。

観光の際には、ビジターセンターの利用もおすすめです。ビジターセンターでは、大台ケ原の自然や生態系に関する展示が行われており、登山前に地域の知識を深めることができます。また、地元のガイドによるツアーも提供されており、専門家の案内で大台ケ原をより深く理解することができます。

大台ケ原は、その自然美と多様な生態系が織りなす、まさに「自然の宝庫」ともいえる場所です。登山やハイキング、野生動物や植物の観察、そしてただ自然の中でリラックスするための場所として、多くの人々に愛されています。日本の自然を堪能したいと思う人にとって、大台ケ原は一度は訪れるべき場所と言えるでしょう。