プテリスの育て方と増やし方完全ガイド|初心者でも失敗しないコツを解説

プテリスの育て方と増やし方完全ガイド|初心者でも失敗しないコツを解説

観葉植物の中でも、繊細で涼しげな葉姿が魅力の「プテリス」。シダ植物ならではのやさしい雰囲気があり、ナチュラルインテリアやテラリウムとも相性抜群です。しかし一方で、「育て方がよく分からない」「気づいたら元気がなくなっていた」という声もよく聞かれます。

この記事では、プテリスの基本的な特徴から育て方のポイント、さらに自宅で簡単にできる増やし方まで、初心者にも分かりやすく丁寧に解説します。


プテリスとは?基本情報と魅力

プテリス(Pteris)はシダ植物の一種で、世界中の熱帯〜温帯地域に広く分布しています。日本でも園芸店やホームセンターでよく見かける人気の観葉植物です。

最大の魅力は、細長くしなやかに伸びる葉の美しさ。品種によっては葉に白い斑が入るものや、波打つような形状のものもあり、コレクション性も高い植物です。

代表的な品種には以下のようなものがあります。

・プテリス・エバージェミエンシス(白斑が美しい)
・プテリス・アルボリネアータ(明るい緑色で育てやすい)
・プテリス・クレチカ(丈夫で初心者向き)

比較的コンパクトに育つため、窓辺やデスク、洗面所などにも置きやすいのも人気の理由です。


プテリスの育て方【基本環境】

置き場所:明るい日陰がベスト

プテリスは直射日光が苦手です。強い日差しに当たると葉焼けを起こし、茶色く傷んでしまいます。

理想的なのは、レースカーテン越しの柔らかい光が入る場所。屋外なら木陰や建物の影になる半日陰が適しています。逆に暗すぎると成長が鈍くなり、葉色も悪くなるため注意が必要です。

温度:寒さにはやや弱い

生育適温は15〜25℃前後。春から秋にかけてはとても元気に育ちますが、冬の寒さにはやや弱い性質があります。

気温が10℃を下回るようになったら、室内に取り込むのが安全です。特に霜に当たると枯れてしまうこともあるため、冬は必ず屋内管理を心がけましょう。


水やりのコツ|乾燥させすぎないことが重要

プテリス管理で最も大切なのが「水分管理」です。シダ植物全般にいえることですが、乾燥に非常に弱い性質を持っています。

・土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水を与える
・鉢底から水が流れ出るまでしっかり与える
・受け皿に溜まった水は必ず捨てる

常に土がカラカラに乾いている状態が続くと、葉先から枯れ込みやすくなります。一方で、常に水が溜まったままの状態も根腐れの原因になるため、「適度な湿り気」を意識することが大切です。

空気の乾燥も苦手なので、霧吹きで葉水をしてあげると状態が安定しやすくなります。特に冬場の暖房環境では、葉水が効果的です。


土選びと植え替えのポイント

プテリスは水はけと保水性のバランスが良い土を好みます。

おすすめの配合例は以下の通りです。

・観葉植物用培養土
赤玉土(小粒)+腐葉土
山野草用の土

市販の観葉植物用土でも問題なく育てられますが、水持ちをやや重視した土を選ぶと失敗が少なくなります。

植え替えは1〜2年に1回が目安。鉢底から根が見えてきたり、水の染み込みが悪くなったと感じたら植え替えのタイミングです。適期は5〜6月頃の暖かい時期です。


肥料は控えめでOK

プテリスはそれほど多くの肥料を必要としません。与えすぎると、かえって調子を崩すことがあります。

春〜秋の生育期に、以下のような方法で十分です。

・月に1〜2回、薄めた液体肥料を与える
・緩効性肥料を少量、土の上に置く

冬は成長がほぼ止まるため、肥料は不要です。


プテリスの増やし方|株分けが最も簡単

プテリスを増やす方法はいくつかありますが、家庭で最も簡単なのは「株分け」です。

株分けの手順

  1. 植え替え時に鉢から株を抜く

  2. 根鉢を優しくほぐす

  3. 自然に分かれる部分、または手や清潔なハサミで株を分ける

  4. それぞれを新しい鉢に植え付ける

  5. 明るい日陰で管理し、水を切らさないようにする

無理に細かく分けすぎると株が弱るため、1株につき芽と根がしっかり付いている状態を意識しましょう。

胞子から増やすこともできる

プテリスはシダ植物なので、「胞子(ほうし)」でも増やすことが可能です。葉の裏に茶色い粉のようなものが付くことがありますが、これが胞子です。

ただし、胞子繁殖は発芽までに時間がかかり、管理もやや難易度が高いため、初心者には株分けがおすすめです。育てる楽しみを深めたい方には、胞子栽培に挑戦してみるのも良いでしょう。


よくあるトラブルと対処法

葉先が茶色くなる

・乾燥しすぎ
・空気の湿度不足
・直射日光による葉焼け

→水やりと葉水を見直し、置き場所を調整しましょう。

葉が黄色くなる

・水のやりすぎによる根腐れ
・寒さによるダメージ

→土の乾き具合を確認し、冬は暖かい室内で管理します。

成長が止まった

・日照不足
・根詰まり
・肥料不足

→置き場所や植え替えのタイミングを見直すことで改善するケースが多いです。


まとめ|プテリスはコツを押さえれば育てやすい植物

プテリスは繊細に見えますが、環境さえ合えば意外と丈夫で育てやすい植物です。

・直射日光を避けた明るい場所に置く
・乾燥させすぎないよう水分管理を意識する
・冬は室内に取り込み寒さ対策をする
・増やすなら株分けが簡単で確実

これらのポイントを押さえれば、初心者でも美しい葉を長く楽しむことができます。テラリウム素材としても相性が良く、苔や流木と組み合わせることで、より自然感あふれる空間演出が可能になります。

ぜひ、プテリスのある暮らしを楽しんでみてください。

 

 

 

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