観葉植物シダの魅力と育て方完全ガイド
はじめに
観葉植物の中でも「シダ類」は、繊細で優雅な姿からインテリアグリーンとして人気があります。特に、ふんわりと広がる羽のような葉は、室内に柔らかさと落ち着きを与えてくれる存在です。シダは恐竜時代から生き続ける“生きた化石”とも呼ばれ、その生命力と多様性は私たちの暮らしに癒しを与えてくれます。
この記事では、シダの魅力、種類、育て方のコツ、インテリアでの活かし方、トラブル対策などを徹底解説します。初心者でも安心して育てられる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。
シダとはどんな植物?
シダは被子植物や裸子植物とは異なり、花を咲かせずに胞子で増える植物です。世界中に約1万種以上が存在し、日本だけでも600種以上が自生しています。森林の湿った場所や川辺、岩の隙間などに多く見られ、湿度の高い環境を好むのが特徴です。
観葉植物として栽培されるシダは、繊細な葉が美しく、涼しげな印象を与えます。特に「インドアグリーン」として、リビングや寝室、オフィスに取り入れる人が増えています。
人気の観葉植物シダの種類
1. アジアンタム
小さな三角形の葉が羽のように広がり、レースのように繊細な美しさを持つ代表的なシダ。湿度を好むため、加湿管理が重要です。
2. ネフロレピス(タマシダ)
観葉植物として古くから人気の種類。ボリュームのある葉が垂れ下がる姿が美しく、ハンギングにも最適です。
3. プテリス
細長い葉が特徴的で、品種によっては斑入りもあります。丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめ。
4. シノブ
日本の古典園芸植物として親しまれてきたシダ。苔玉仕立てや吊るし仕立てに使われることが多く、和の雰囲気を演出します。
5. ビカクシダ(コウモリラン)
まるで鹿の角のような葉を持つユニークなシダ。板付けにして壁に飾るスタイルが大人気で、インテリア性が高い。
シダの育て方
置き場所
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明るい日陰がベスト。直射日光は葉焼けの原因になります。
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北向きの窓辺やレースカーテン越しの光が理想的。
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エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
温度
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適温は15〜25℃前後。
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寒さに弱い種類も多いため、冬は最低でも10℃以上を保つことがポイント。
水やり
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湿度を好むため、土が乾く前にたっぷり与える。
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夏は毎日、冬は週2〜3回程度が目安。
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葉水を頻繁に与えると美しさを保てます。
用土
肥料
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成長期(春〜秋)は液体肥料を月2回程度与える。
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冬は成長が緩やかになるため不要。
シダを美しく見せるインテリア活用術
ハンギングで空間に軽さを
タマシダやアジアンタムは吊るすと葉が垂れ下がり、空間に動きを与えてくれます。
和風インテリアにシノブ
苔玉や竹かごに仕立てると、一気に和の趣が増します。和室や玄関に最適。
壁を彩るビカクシダ
板付けしたビカクシダを壁にかけると、アート作品のような存在感に。
小鉢でデスクに癒しを
小型のプテリスやアジアンタムをデスクに置くと、作業中の疲れを癒してくれます。
シダのトラブルと対策
葉が茶色くなる
乾燥が原因。こまめに葉水を与え、加湿器を利用すると改善されます。
葉が落ちる
寒さや水切れが考えられます。環境を見直し、安定させることが大切。
害虫
カイガラムシやハダニが発生することがあります。見つけたらすぐに取り除き、予防として定期的に葉水を行うと良いでしょう。
まとめ
観葉植物のシダは、繊細で美しい葉を持ちながらも、正しい環境を整えれば初心者でも楽しめる植物です。湿度と適度な光を意識するだけで、みずみずしい姿を長く保つことができます。
インテリアとしても和洋問わず幅広く活用でき、空間に潤いと癒しをもたらしてくれる存在です。ぜひお部屋にお気に入りのシダを取り入れて、自然を身近に感じてみてください。
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