多肉植物の「属」を知ろう|代表的な種類と特徴・育て方ガイド
ぷっくりとした葉やユニークな姿で人気の多肉植物。ひとくちに多肉植物と言っても、その種類は非常に多く、世界中に数万とも言われる品種が存在します。これらは「科」「属」「種」という植物分類の中で整理されており、とくに**「属(ぞく)」**を知ることは、多肉植物をより深く楽しむ第一歩になります。
この記事では、多肉植物の属とは何かという基礎から、人気の代表的な属の特徴、育て方のポイント、初心者におすすめの属まで、わかりやすく解説します。
多肉植物における「属」とは?
植物は生物学的に、
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科(Family)
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属(Genus)
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種(Species)
という階層で分類されています。
たとえば「エケベリア・ラウイ」の場合、
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科:ベンケイソウ科
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属:エケベリア属
-
種:ラウイ
という位置づけになります。
属とは、共通した形態や性質をもつ植物のグループのことで、育て方や環境の好みも属ごとに似ている場合が多くあります。つまり、属を知ることで「この多肉はどんな管理が向いているか」が見えてくるのです。
多肉植物はどんな科に属している?
多肉植物は一つの科にまとまっているわけではなく、さまざまな科にまたがっています。代表的なものは以下の通りです。
このように、多肉植物というのは「多肉質な性質をもつ植物の総称」であり、分類学的な一群ではありません。
人気の多肉植物の代表的な属
ここからは、園芸店や通販でもよく見かける、人気の多肉植物の属を紹介します。
エケベリア属(Echeveria)
ロゼット状に葉が広がる、美しい姿が特徴の属。
「多肉植物といえばエケベリア」と言われるほど人気が高く、品種も非常に豊富です。
特徴
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葉がバラのように展開
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粉を帯びたような白い葉が多い
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赤やピンクに紅葉しやすい
育て方のポイント
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日光を好む(よく日に当てると締まる)
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乾燥気味に管理
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蒸れに弱いので風通し重視
代表種
ラウイ、七福神、桃太郎、リラシナなど
セダム属(Sedum)
小さな葉が密集する、グランドカバーにも使われる属。丈夫で育てやすく、初心者向けです。
特徴
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小葉で増えやすい
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ほふく性や直立性など形が多様
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寒さ・暑さに比較的強い
育て方のポイント
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日向〜半日陰
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水は控えめ
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放置気味でも育つ
代表種
虹の玉、乙女心、万年草、パリダム
ハオルチア属(Haworthia)
透明感のある葉や、窓と呼ばれる模様が魅力の属。室内管理にも向いています。
特徴
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葉先に透明な「窓」
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コンパクトで場所を取らない
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直射日光が苦手
育て方のポイント
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明るい日陰で管理
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夏は遮光
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乾燥気味に
代表種
オブツーサ、レツーサ、十二の巻
アロエ属(Aloe)
薬用や観賞用として知られる、鋸歯のある葉が特徴の属。
特徴
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肉厚でトゲ状の縁
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丈夫で生育旺盛
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種類によっては大型化
育て方のポイント
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日当たり良好
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水は控えめ
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寒さに弱い種類も
クラッスラ属(Crassula)
独特な葉の並び方が魅力の属で、「金のなる木」もこの仲間です。
特徴
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対生する葉が美しい
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木立性の種類が多い
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丈夫で育てやすい
育て方のポイント
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日光を好む
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水やりは控えめ
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蒸れ注意
代表種
金のなる木、火祭り、玉稚児
ガステリア属(Gasteria)
肉厚で斑点模様のある葉が特徴。ハオルチアと似た管理ができます。
特徴
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舌状の葉に斑点
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耐陰性が高い
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ゆっくり成長
育て方のポイント
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半日陰〜明るい日陰
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乾燥気味
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冬は室内管理
代表種
臥牛、子宝錦
リトープス属(Lithops)
「生きた石」と呼ばれる不思議な姿の多肉植物。
特徴
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石そっくりの見た目
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年に一度脱皮するように更新
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水管理が非常に重要
育て方のポイント
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強光を好む
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成長期と休眠期で水管理を変える
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過湿厳禁
代表種
日輪玉、福来玉など
属を知ると育て方が見えてくる
多肉植物が枯れてしまう原因の多くは、
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水のやりすぎ
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日照不足
-
蒸れ
です。
しかし、属ごとの性質を理解すれば、
といったように、管理の指針が立てやすくなります。
初心者におすすめの属
これから多肉植物を始める方には、以下の属がおすすめです。
まずは失敗しにくい属から始めて、徐々にエケベリアやハオルチア、リトープスなどに挑戦するとよいでしょう。
属と品種の違いを楽しもう
同じ属の中でも、品種ごとに色や形は驚くほど違います。
エケベリアだけでも数百〜数千の品種があり、交配による新品種も次々と生まれています。
「この形が好き」「この色に惹かれる」
そんな感覚で選びながら、気に入った属を見つけてコレクションしていくのも、多肉植物の大きな楽しみです。
まとめ|多肉植物は「属」を知るともっと楽しい
多肉植物の属を知ることで、
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植物の性質がわかる
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育て方の失敗が減る
-
コレクションが体系的になる
といったメリットがあります。
ぜひ、お手持ちの多肉植物が「どの属なのか」を調べてみてください。
そこから、多肉植物の奥深い世界がさらに広がっていくはずです。
あなたのお気に入りの属を見つけて、ぷくぷくとした癒しの多肉ライフを楽しんでいきましょう。
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