多肉植物とは?わかりやすく解説|特徴・種類・育て方の基本

多肉植物とは?わかりやすく解説|特徴・種類・育て方の基本

近年、インテリアやガーデニングの世界で人気が高まっている「多肉植物」。
雑貨店やホームセンター、さらには100円ショップでも販売されるようになり、手軽に手に入る植物として注目されています。

でも「多肉植物って何?」「サボテンとどう違うの?」「どう育てるのが正解?」と疑問を持つ方も多いでしょう。

そこで今回は、多肉植物をわかりやすく解説しながら、その特徴・種類・育て方・楽しみ方をまとめました。


1. 多肉植物とは?

定義

多肉植物とは、葉・茎・根のどこかに水をため込む植物の総称です。
乾燥した地域でも生き延びるために、水分を体に蓄えるしくみを発達させてきました。

見た目の特徴

  • 葉や茎がぷっくりとしている

  • 水風船のように瑞々しい質感

  • 乾燥に強い一方で、湿気や水のやりすぎには弱い

👉 簡単に言うと「体の中にタンクを持っている植物」です。


2. サボテンとの違い

多肉植物とサボテンはよく混同されますが、正しくはこうなります。

  • 多肉植物:乾燥に強く、水をためる植物の総称

  • サボテン:その中で「サボテン科」に属する植物

つまり、サボテンは多肉植物の仲間ですが、すべての多肉がサボテンというわけではありません。
サボテンは主にアメリカ大陸原産で、トゲを持つ種類が多いのが特徴です。


3. 多肉植物の代表的な種類

世界には1万種類以上の多肉植物があります。その中でも園芸でよく見かける属を紹介します。

エケベリア

  • バラのようなロゼット型が美しい

  • 七福神、ラウリンゼ、花うららなど人気品種多数

セダム

  • 丈夫で育てやすい小型種が多い

  • 虹の玉、乙女心、ビアポップなどカラフルで寄せ植えに向く

ハオルチア属

  • 半透明の葉が宝石のように輝く

  • 十二の巻、オブツーサなど、室内栽培にも適する

グラプトペタルム属

  • 代表種「朧月」は超丈夫で初心者向け

  • 寄せ植えや地植えにも使える

アガベ

  • 大型でインテリアや庭植えに映える

  • ライガーデンに欠かせない存在

👉 初心者には「セダム」「朧月」「ハオルチア」などの丈夫な種類がおすすめです。


4. 多肉植物の魅力

  • ぷっくりした可愛い見た目

  • カラーバリエーションが豊富(緑・赤・黄・紫など)

  • 水やりが少なく手間がかからない

  • コンパクトで省スペース

  • 葉挿しや挿し木で簡単に増やせる

👉 「忙しいけど植物を楽しみたい人」にぴったりな存在です。


5. 多肉植物の育て方(わかりやすく)

置き場所

  • 日当たりと風通しの良い場所

  • 室内なら南向き窓辺、光が足りなければLEDライトを追加

水やり

  • 「乾いたらあげる」が基本

  • 成長期(春・秋):7〜10日に1回

  • 夏(休眠期):2〜3週間に1回以下

  • 冬(休眠期):月1回以下

👉 「水やりすぎない」ことが最大のコツ。

土と鉢

  • 水はけの良い「多肉植物用土」を使用

  • 底穴のある鉢(素焼き鉢がおすすめ)

肥料

  • 基本は不要

  • 成長期に薄めた液肥を月1回程度で十分


6. 多肉植物の楽しみ方

寄せ植え

  • 種類や色を組み合わせると華やかに

  • イベントやプレゼントにも人気

テラリウム

  • ガラス容器で育てるインテリアスタイル

  • 蒸れやすいので観賞用として短期管理に向く

季節のアレンジ

  • 花やリーフと組み合わせて季節感を出す

コレクション

  • 品種ごとの個性を集めて並べる楽しみ


7. 多肉植物でよくある失敗と解決法

水のやりすぎ(根腐れ

  • 葉がぶよぶよ → 水分過多

  • 解決:しばらく断水、風通しを良くする

日照不足(徒長

  • ひょろひょろに伸びる → 光が足りない

  • 解決:日当たり改善、補光ライト導入

葉焼け

  • 夏の直射日光で葉が茶色に

  • 解決:遮光ネット、半日陰に移動

👉 失敗の多くは「水」と「光」に関するものです。


8. 初心者におすすめの種類ベスト5

  1. 朧月(グラプトペタルム)

  2. 虹の玉(セダム

  3. 七福神エケベリア

  4. 十二の巻(ハオルチア)

  5. 金のなる木(クラッスラ)

👉 丈夫で育てやすく、見た目も華やか。最初の一鉢にぴったりです。


まとめ

多肉植物とは――
葉や茎に水をためる植物で、乾燥に強く、種類豊富で管理も簡単な植物です。

  • サボテンも多肉植物の一種

  • 種類は1万以上、色や形のバリエーション豊富

  • 基本は「日当たり+水やり控えめ」

  • インテリア・寄せ植え・コレクションなど楽しみ方は自由自在

難しい知識がなくても、水を控えて、明るい場所に置くだけでOK
あなたもぜひ、多肉植物を暮らしに取り入れて、毎日の癒しを楽しんでみてください。

 

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