多肉植物の育て方|夏の暑さに負けない管理方法完全ガイド

多肉植物の育て方|夏の暑さに負けない管理方法完全ガイド

ぷっくりとした葉や個性的な姿が魅力の多肉植物。普段は丈夫で育てやすいと言われますが、実は夏が一番の難関シーズンです。

「水をあげても枯れてしまった」「葉っぱが茶色く焦げた」「ぶよぶよになって腐ってしまった」——これらはすべて夏特有のトラブル。

この記事では、初心者でも安心して夏越しできるように、夏の多肉植物の管理方法(水やり・日当たり・土・鉢・環境調整)、よくある失敗と対策を徹底解説します。


1. 夏が多肉植物にとって危険な理由

原因① 高温多湿

多くの多肉植物は乾燥地帯原産。湿気が続くと根が呼吸できず、腐敗につながります。

原因② 強すぎる直射日光

夏の強烈な日差しは葉焼けの原因に。茶色や白く変色した葉は元に戻りません。

原因③ 成長サイクルの違い

多くの種類(エケベリアセダムなど春秋型)は夏に「休眠」します。水を吸わずに根が弱る時期に通常通り水やりすると、根腐れが起こりやすいのです。

👉 夏は「育てる時期」ではなく「守る時期」と考えるのがポイントです。


2. 夏の置き場所

屋外

  • 午前中は日が当たり、午後は日陰になる場所が理想

  • 真夏は**遮光ネット(30〜50%程度)**を活用

  • ベランダなら風通しを確保し、鉢を地面に直置きせず棚に置く

室内

  • 南向き・東向きの窓際に置く

  • 西日は強すぎるため避ける

  • 風通しが悪い場合はサーキュレーターで空気を循環

👉 「明るいけれど涼しい」「風が通る」環境を整えましょう。


3. 夏の水やり

基本ルール

  • 頻度は減らす/量も控えめ

  • 与えるときは朝か夕方の涼しい時間に

頻度の目安

  • 春秋型(エケベリアセダムなど):2〜3週間に1回

  • 夏型(アガベアロエなど):10日に1回程度(水を欲しがる)

  • 冬型(アエオニウムなど):夏は完全に断水

注意点

  • 夜の水やりは蒸れの原因になる

  • 土の表面が乾いて数日待ってから与える

  • 葉やロゼットの中に水をためない


4. 夏の土と鉢の工夫

  • 素焼き鉢やテラコッタ鉢 → 通気性が良く蒸れにくい

  • プラスチック鉢 → 軽いが蒸れやすいため風通しを強化

👉 「乾きやすい環境をつくる」ことが夏の土と鉢のポイントです。


5. 夏にやってはいけないこと

  • 植え替え → 根が弱っているためNG

  • 肥料 → 根を傷めやすい

  • ざらし → 過湿で根腐れリスク大

  • 真昼の直射日光に放置 → 葉焼け必至

👉 夏は「作業は最小限」に徹するのが鉄則です。


6. 夏を乗り切るための工夫

遮光

  • 遮光ネットやすだれで直射日光を和らげる

  • ただし遮光しすぎると徒長するので注意

風通し

  • 鉢の間隔を空ける

  • 棚やブロックの上に置いて下からも風を通す

水やり調整

  • 発根している株 → 断水気味

  • 葉挿しや挿し木 → 霧吹きで軽く湿らせる程度


7. 夏型多肉を楽しむ

夏に成長する種類もあります。

  • アガベ:力強いフォルムで夏でも元気

  • アロエ:観葉植物感覚で育てられる

  • ユーフォルビア属(大雲閣など):暑さに強く成長旺盛

👉 春秋型が休眠する間は、夏型をメインに楽しむのもおすすめです。


8. 夏に多いトラブルと対策

葉焼け

  • 症状:葉が茶色や白に変色

  • 対策:遮光ネット/午前だけ日光に当てる

蒸れ

  • 症状:下葉が黄変・落葉

  • 対策:風通しを強化/鉢を間隔を空ける

根腐れ

  • 症状:葉がぶよぶよ/株がぐらつく

  • 対策:水やりを控える/乾きやすい土へ植え替え(秋に実施)


9. 夏越しのチェックリスト

  • □ 午後の直射日光を避けている

  • □ 遮光ネットやすだれを活用している

  • □ 水やりは2〜3週間に1回以下にしている

  • □ 夜の水やりはしていない

  • □ 鉢は通気性の良い素焼き鉢を選んでいる

  • □ 風通しを意識した配置にしている


まとめ

多肉植物にとって夏は「試練の季節」です。
ただし、正しい管理をすれば無事に夏を乗り越え、秋に一気に元気を取り戻します。

  • 午後の直射日光を避ける → 葉焼け防止

  • 水やりは控えめ → 根腐れ防止

  • 風通しを確保 → 蒸れ防止

  • 夏型と休眠型を見極めて対応

夏をうまく乗り切れた株は、秋に色鮮やかに紅葉し、美しいロゼットを見せてくれます。

あなたもぜひ、正しい夏管理で多肉植物を守り、四季を通してその魅力を楽しんでください。

 

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