自然の美を閉じ込める「苔額縁」— インテリアとしての魅力と作り方
1. はじめに
苔は日本の自然に溶け込んだ、美しくも儚い植物です。庭園や苔玉として楽しまれることが多いですが、最近では「苔額縁」という新しいスタイルが注目されています。苔額縁とは、額縁の中に苔を配して、まるで絵画のように仕上げるインテリアアイテムです。部屋に取り入れることで、自然の癒しを感じられるだけでなく、おしゃれな雰囲気を演出できます。
この記事では、苔額縁の魅力や作り方、お手入れ方法について詳しく紹介します。
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苔伝道師の増田(まっすん)です。
今日は「苔の豆知識」をお伝えしていきます♬
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2. 苔額縁の魅力
① 自然の癒し効果
苔には空気を浄化し、湿度を調整する作用があります。特に都会の生活では自然を感じる機会が少ないため、苔額縁を取り入れることでリラックス効果が期待できます。
② 狭いスペースでも楽しめる
盆栽や庭園のように広いスペースを必要とせず、壁に掛けたり、棚に飾ったりするだけで気軽に苔の美しさを楽しめます。
③ メンテナンスが簡単
適切な管理をすれば、苔は長期間美しい緑を保ちます。水やりの頻度も少なく、室内でも育てやすいのが特徴です。
④ インテリアのアクセントになる
シンプルな部屋に飾るだけで、ぐっとおしゃれな空間に変わります。ナチュラル系や和風のインテリアとも相性抜群です。
3. 苔額縁の作り方
材料を揃える
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額縁(深さのあるものがベスト)
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苔(ホソバオキナゴケ、スナゴケ、ハイゴケなど)
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水苔(下地として使用)
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ピンセット
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スプレーボトル(霧吹き)
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木工用ボンドまたは接着剤
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軽石や発泡スチロール(厚みを出すための台座)
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飾り(流木、小石など)
作り方の手順
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額縁の準備
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まず、額縁のガラスを外します。額の奥行きが浅い場合は、発泡スチロールなどを使って深さを確保しましょう。
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苔の土台を作る
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水苔を適度に湿らせ、額縁の中に敷き詰めます。
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固定が甘い場合は、木工用ボンドを少し使って接着しましょう。
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苔を配置する
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好みの苔をピンセットで配置し、水苔の上に押し付けるようにして貼り付けます。
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異なる種類の苔を組み合わせると、より立体感が出ます。
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デコレーションする
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小石や流木を配置して、より自然な雰囲気を演出しましょう。
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霧吹きをかけて仕上げる
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霧吹きで苔全体に水を与え、湿度を保ちます。
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設置して完成!
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日当たりの少ない、直射日光を避けた場所に飾ると、長く美しさを保てます。
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4. 苔額縁のお手入れ方法
① 水やり
苔は乾燥に弱いため、1日1回程度霧吹きをして湿度を保ちましょう。特に夏場は乾燥しやすいので注意が必要です。
② 置き場所の工夫
直射日光が当たると苔が枯れてしまうため、日陰や間接光の当たる場所に設置するのが理想的です。
③ カビ対策
湿度が高すぎるとカビが発生することがあります。通気性の良い場所に置くか、たまに外に出して換気しましょう。
④ 苔のトリミング
苔が伸びすぎた場合は、ピンセットやハサミで適度にカットして形を整えます。
5. まとめ
苔額縁は、自然の美しさを身近に感じることができる素敵なインテリアアイテムです。DIYで簡単に作れる上に、メンテナンスも比較的簡単なので、初心者でも挑戦しやすいです。
お部屋に緑を取り入れたい方や、ユニークなインテリアを探している方は、ぜひ苔額縁作りに挑戦してみてください。日々の暮らしに、ほんの少しの癒しと潤いをプラスできるはずです。
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