
苔テラリウムとベンレート:健康な苔を育てるための活用法
1. はじめに
苔テラリウムは、ガラス容器の中で苔を楽しむミニチュアの自然空間です。適切な環境管理を行えば長く楽しめますが、時にはカビや病気が発生することもあります。その対策として活躍するのが「ベンレート」です。本記事では、苔テラリウムのトラブルとベンレートの使い方について詳しく解説します。
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苔伝道師の増田(まっすん)です。

今日は「苔の豆知識」をお伝えしていきます♬
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2. 苔テラリウムの健康管理
苔テラリウムを長く楽しむためには、適切な管理が不可欠です。以下のポイントを押さえておきましょう。
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適切な湿度管理
苔は湿気を好みますが、過湿になりすぎるとカビが発生しやすくなります。容器内に水滴が溜まりすぎないように注意しましょう。 -
通気性の確保
ふた付きの容器を使用する場合は、定期的に開けて空気を入れ替えることが大切です。 -
日光の管理
直射日光を避け、明るい日陰で管理することで苔の健康を保てます。 -
病気の予防
病原菌が繁殖すると苔が茶色く変色したり、溶けたりすることがあります。その予防策の一つが「ベンレート」の活用です。
3. ベンレートとは?
ベンレート(Benlate) は、住友化学が製造する広範囲の病気に対応する殺菌剤で、有効成分は「ベノミル」です。植物の根や葉に浸透し、内部から病原菌を防ぐ働きがあります。
ベンレートの特長
- 広範囲の病害に効果
うどんこ病、灰色かび病、黒星病など、多くの植物病害に対処可能。 - 浸透移行性
苔や植物に吸収され、内部から病原菌の活動を抑制。 - 水和剤タイプ
水に溶かして使用するため、苔テラリウムの管理にも適応可能。
4. 苔テラリウムでのベンレートの使用方法
苔テラリウムにベンレートを使う際は、適切な濃度で使用し、苔への影響を最小限に抑えることが重要です。
準備するもの
- ベンレート水和剤(0.1g 程度)
- 500mlの水
- スプレーボトル
- ピンセット(カビが発生した部分を取り除くため)
使用手順
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ベンレート溶液を作る
500mlの水に0.1gのベンレートを溶かし、よく混ぜます。 -
患部にスプレーする
すでにカビが発生している部分や病気が広がりそうな部分に軽くスプレーします。 -
乾燥させる
スプレー後は容器を開けてしばらく乾燥させ、余分な湿気を飛ばします。 -
予防措置としての使用
カビが発生していなくても、1か月に1回程度、薄めたベンレートを軽くスプレーすると予防効果があります。
5. ベンレート使用時の注意点
- 使用濃度を守る
濃すぎると苔にダメージを与える可能性があるため、規定量を守ることが重要です。 - 過度な使用を避ける
頻繁に使用すると苔の生態系が乱れるため、適量を心がけましょう。 - 室内での使用に注意
ベンレートは農薬の一種なので、使用後は手を洗い、室内では換気を行いながら使用してください。
6. ベンレート以外のカビ・病気対策
ベンレートの他にも、苔テラリウムの健康を保つ方法があります。
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物理的除去
すでに発生してしまったカビや腐敗した苔は、ピンセットで丁寧に取り除きます。 -
風通しの改善
長期間フタを閉めっぱなしにするとカビが発生しやすくなるため、定期的に開放しましょう。 -
底床の見直し
苔の下に敷く土や石が適切でない場合、湿気がこもりやすくなります。水はけのよい素材を選びましょう。
7. まとめ
苔テラリウムは繊細な管理が求められますが、適切な予防策をとることで長期間美しく保つことができます。ベンレートは病気対策として効果的ですが、適量を守りながら慎重に使用することが大切です。日頃の環境管理と組み合わせることで、苔テラリウムを健康的に維持しましょう。

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