テラリウム作家が店舗を出すために準備すべきこと

テラリウム作家

テラリウム作家が店舗を出すために準備すべきこと

〜夢を形にするための現実的ステップ〜

テラリウム作家として活動を続けていると、「いつか自分の店舗を持ちたい」と考える瞬間が訪れます。イベント出店や委託販売、オンライン販売を重ねる中で、「作品をもっと深く伝えられる空間を持ちたい」「お客様と直接ゆっくり話せる場所をつくりたい」と思うようになる方も多いのではないでしょうか。

しかし、店舗を出すことは夢が広がる一方で、現実的な準備を怠ると大きな負担にもなります。この記事では、テラリウム作家が店舗を持つまでに考えておきたい準備を、実践的な視点から詳しく解説していきます。

なぜ店舗を持ちたいのかを明確にする

最初に考えるべきなのは、「なぜ店舗を持ちたいのか」という動機です。
単に「かっこいいから」「憧れだから」という理由だけでは、開業後に壁にぶつかったとき、踏ん張りきれなくなります。

例えば以下のように言語化してみることが重要です。

・テラリウムの世界観を空間全体で伝えたい
・ワークショップを日常的に開催できる拠点がほしい
・お客様とじっくり会話できる場所を持ちたい
・自分のブランドを地域に根付かせたい
・作品販売だけでなく、講座や体験の場をつくりたい

この「目的」が明確になると、店舗の規模、立地、内装、必要な設備、資金計画まですべてが現実的に決めやすくなります。

店舗形態を選ぶという重要な選択

「店舗を持つ」と一言で言っても、形態はさまざまです。いきなり路面店を借りる前に、自分に合った段階を選ぶことが現実的です。

代表的な選択肢としては以下があります。

・シェアスペース、間借り営業
・カフェや雑貨店の一角での小規模常設販売
・アトリエ兼自宅開放型の店舗
・イベント型ポップアップショップ
・商店街の小規模テナント
路面店の独立店舗

特に最初は「いきなりフル店舗」はリスクが大きいため、間借り営業やシェア型スペースから始める作家も増えています。月数千円から数万円で始められる場所もあり、「テスト出店」として非常に有効です。

立地選びは「人通り」より「相性」

店舗を探すとき、多くの人が「人通りが多い場所がいい」と考えがちです。しかしテラリウムのような体験型・価値訴求型の商品では、「人の量」よりも「来てくれる人の質」が重要になります。

例えば以下のような視点で立地を見てみてください。

ナチュラル志向の人が多いエリアか
・子育て世代が多く、体験型ワークショップに興味がありそうか
・観光客が訪れる地域で、土産物や体験需要があるか
・カフェ、雑貨店、古道具屋など感度の高い店が周囲にあるか
・地域のイベント文化が根付いているか

テラリウムは「衝動買い商品」ではなく、「共感と体験で選ばれる商品」です。だからこそ、場所との相性は非常に重要になります。

初期費用とランニングコストを具体的に把握する

店舗を出す際、多くの人が甘く見積もりがちなのが「お金」の問題です。
理想だけで進めると、開業後に資金繰りが苦しくなります。

主に発生する費用は以下の通りです。

初期費用
・敷金、礼金
・仲介手数料
・内装工事費
・什器購入費(棚、テーブル、椅子など)
・看板制作費
・備品購入費
・開業届などの諸手続き費用

ランニングコスト
・家賃
・光熱費
・通信費
・消耗品費
・材料費
・広告費
・雑費

特にテラリウムは湿度管理や照明管理も関わってくるため、電気代も一定考慮が必要です。
開業前に「最低でも半年分の運営費を手元に確保しておく」というのが現実的な目安になります。

商品構成を店舗向けに再設計する

イベント販売と店舗販売では、求められる商品構成が変わります。
店舗では「見るだけでも楽しい空間」が重要になり、商品ラインナップにも戦略が必要です。

例えば以下のような構成が考えられます。

・エントリー価格帯の小さなテラリウム
・メイン商品となる中価格帯の作品
・ギフト向けの特別デザイン作品
・季節限定商品
・苔素材、資材の販売
・育て方冊子やミニ冊子
・ワークショップメニュー

「販売」と「体験」を組み合わせることで、来店理由が増え、リピーターが育ちやすくなります。

ワークショップを店舗の柱にする

テラリウム店舗の強みは、「体験型コンテンツ」が提供できることです。
作品販売だけでは売上が不安定になりやすいですが、ワークショップを組み込むことで安定性が高まります。

・週末定期開催
・平日予約制
・親子向け講座
・大人向け癒し体験
・季節イベント連動型ワークショップ
・学校や団体向け出張講座の受付拠点

こうしたメニューを用意しておくことで、「ただの販売店」ではなく、「地域に必要とされる体験拠点」へと進化していきます。

店舗は「作品の延長」であるべき

店舗づくりで意外と軽視されがちなのが空間デザインです。
テラリウム作家の店舗は、単なる売り場ではなく、「世界観を伝える場」であるべきです。

・照明は柔らかいか
・棚の高さは作品が美しく見えるか
・苔の瑞々しさが伝わる湿度感があるか
・入った瞬間に空気感が変わるか
・作家の哲学が伝わるか

店舗は最大のブランディングツールになります。
高額な内装でなくても、「統一感」と「意図」がある空間は、お客様の記憶に残ります。

集客は「開業前」から始まっている

店舗を出しても、何もしなければ人は来ません。
集客は開業後ではなく、開業前から始めることが重要です。

SNSで開業準備の様子を発信する
・制作風景を日常的に投稿する
・内装づくりの過程を共有する
・フォロワーに意見を求める
・オープン日を少しずつ告知する

こうしたプロセスを発信することで、「応援してくれるお客様」が自然と育っていきます。
開業初日に人が来るかどうかは、それまでの発信にかかっています。

店舗はゴールではなくスタート

最後に強く伝えたいのは、「店舗を持つことがゴールではない」ということです。
むしろそこからが本当のスタートになります。

思うように売れない日もあります。
思った以上に体力を使います。
孤独を感じることもあります。

それでも、自分の空間で、自分の作品を、自分の言葉で届けられる喜びは何にも代えがたいものです。

テラリウム作家として店舗を持つということは、「作品を売る」ことではなく、「生き方を提示する」ことでもあります。
その覚悟と準備が整ったとき、店舗は単なる場所ではなく、あなた自身の物語を宿す拠点になります。

 

 

 

 

 

 

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