長田に静かに芽吹いた、小さな森の聖地。──テラリウム作家・辻原さんの「olmo+」誕生物語

オルモプラス

 

 

 

長田に静かに芽吹いた、小さな森の聖地。──テラリウム作家・辻原さんの「olmo+」誕生物語


 

神戸・長田のまちに、ひっそりと、しかし確かな存在感を放つ小さな森が誕生しました。
それは、ただの植物店でも、ただの癒しスポットでもありません。

そこは、
「ガラスの中に世界を創り、
その世界に想いを託す人が集まる場所。」

今回ご紹介するのは、テラリウムマスター講座3期生、辻原さんがオープンした
「olmo+(オルモプラス)」

そして、この物語はただのオープン報告ではなく、
ひとりの人が「苔」と出会い、「世界の見え方が変わっていった道のり」の記録です。

さぁ──深呼吸をひとつ。
ガラスの向こうへ、一歩進んでみましょう。

 

 

 

 

olmo.work

 

 


1.枯れたビバリウムから始まった運命

辻原さんが苔の世界にハマったきっかけは、
ドラマチックというより、じつに生活に根ざした理由でした。

爬虫類好きの子どものために迎えた、
アカハライモリ

その住処として手に入れたビバリウムには、最初から苔が植えられていました。
──しかし、うまく維持できず、苔は次第に枯れ、景色は寂しくなっていきました。

けれど、このとき芽生えた想いこそがすべての始まり。

「なんとかこの苔を育てたい」
「この失敗の理由を知りたい」
「もう一度鮮やかな緑を取り戻したい」

調べても、聞いても、方法はあっても答えにはたどり着かない。

でも、不思議なことに、こういうとき人は諦めません。
“苔は人を選ぶ”と、私はよく言うのですが──
この時すでに、苔は辻原さんを選んでいたのです。


2.学ぶ場所との出会い──そして情熱は形になる

辻原さんが私の主宰する
兵庫テラリウム協会の「テラリウムマスター講座」に来てくださいました。

 

その後、講座を進めるにつれ、作品には世界観が宿り始めました。
小さなガラスに収まらない、奥行き。
住む人がいるような景色。
季節さえ感じる作品。

 

それは、経験や技術だけでは作れません。
“苔と向き合う時間”が作るものです。

 


3.長田に根づく「olmo+」という芽

そして2025年11月3日。
長田の商店街に、ひとつの空間が静かに息を吹き始めました。

その名は──

「olmo+(オルモプラス)」

店名の由来は、
辻原さんの誕生日の木である**「ニレ」=イタリア語で「Olmo」。**

そこに「+(プラス)」を加えた理由は、
単なる飾りではありません。

「ここから新しい出会いや活動、想いが広がっていく場所にしたい」

その願いが込められています。


4.一歩入れば変わる世界

お店に入った瞬間、多くの人が言葉を失います。

ガラスの中に存在するのは、

  • 雨上がりの森

  • 小川沿いの湿地

  • 目線を低くしなければ気づけなかった景色

そして、そこに小さな人間や動物のフィギュアが配置されると、
風景にはストーリーが宿り始めます。

まるで、
「ガラスごと覗き込むことで、自分もその物語の住人になる」
そんな錯覚すら覚えるのです。


5.取材という認証。街が気づき始めた存在価値

今回、神戸の地域メディア
「kobe Brighten」 から取材を受け、記事が公開されました。

これはただの掲載ではありません。

地域が、
「この店は文化だ」
「この活動は長田の価値になる」

そう認めた証です。

そして私は確信しています。
この先、olmo+はただの“苔のお店”ではなく、

▶ 人が集まる場所
▶ 創作する場所
▶ 心が整う場所
▶ そして「小さな自然と共存する暮らし」を提案する場所

として、長田の文化になるでしょう。


6.苔は人を変え、人はまちを変える

苔はただの植物ではありません。
苔は、人が見えなくなっていたものを思い出させます。

「小さなものに心を向ける時間」
「ゆっくり育つものを待つ余裕」
「完成ではなく、過程を味わう姿勢」

辻原さんが築いた olmo+ は、
その哲学が形になった場所です。


7.最後に──伝道師として、誇りを込めて

辻原さん。

あなたが苔に出会った日から今日までの道のりを、私はずっと見てきました。

迷いながらも、諦めず、手を止めず、
苔と寄り添って歩いてきた姿。

その時間こそが、
今日の olmo+ を支える土台です。

どうか、胸を張ってください。

あなたはもう、
苔を愛する人ではなく、
苔の世界を届ける人です。

これからどんな景色が生まれ、
どんな出会いが芽吹くのか。

その先を、楽しみにしています。


🪴店舗情報

📍olmo+(オルモプラス)
〒653-0811 兵庫県神戸市長田区大塚町1丁目8-11 プレノ長田1F
🕒 10:00-17:00
🌿 定休日:水曜(期間により不定休)
HP:https://olmo.work/
Instagram:@olmo.plus

https://www.instagram.com/olmon.terra/

 

 


✨締めの文章

小さなガラスから始まる、大きな世界。
手のひらに乗る自然は、私たちにこう語りかけます。

「急がなくていい。
見えない変化も、大切なんだよ。」

その声に耳をすませながら──
どうぞ、長田の小さな森に会いに行ってください。

 

 

 

 

 

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