
苔の発生を防ぐには?原因・対策・予防策を徹底解説【住まいと庭のメンテナンス】
湿度の高い日本では、住まいや庭、ベランダ、外壁などに「苔(コケ)」が自然に発生してしまうことがあります。一見すると風情があるようにも思える苔ですが、場所によっては滑りやすくなったり、建材を傷めたり、見た目にも不衛生に見えてしまうことも。この記事では、苔の発生を防止するための原因分析と、具体的な対策・予防方法についてわかりやすくご紹介します。
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苔伝道師の増田(まっすん)です。

今日は「苔の豆知識」をお伝えしていきます♬
▼ 【大阪・関西万博】に採用され「サンテレビ」に取材されました! ▼
1. 苔はなぜ生える?発生の原因を知ろう
苔は胞子によって繁殖する植物で、光合成を行いながら湿気の多い場所を好みます。以下のような条件が重なると、特に発生しやすくなります。
(1)高湿度
空気中の湿度が70%以上で、風通しの悪い環境は苔にとって理想的。梅雨時期や日当たりの悪い北側の壁、コンクリートの影などは注意が必要です。
(2)日照不足
直射日光が当たらない場所、たとえば建物の北側や木陰、屋根の下などでは、他の植物よりも苔が優位になります。
(3)有機物・汚れ
外壁や地面の汚れに含まれる有機物(落ち葉、土埃など)は、苔の胞子が根を下ろす栄養源となります。
(4)水たまり・結露
雨水が溜まりやすい部分、排水不良のベランダ、エアコンのドレン排水口付近なども、苔が繁殖しやすい環境です。
2. 苔を防ぐための基本的な対策
では、こうした原因に対して、どのような対策をとればよいのでしょうか?大切なのは「苔が生えにくい環境づくり」です。
(1)通気性の改善
風通しを良くすることで湿気を逃し、苔の発生を抑制します。
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塀や植栽の配置を見直して、風が通る空間を作る
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窓や扉をこまめに開けて、空気の流れをつくる
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ベランダや玄関ポーチにサーキュレーターや換気扇を導入
(2)日当たりを確保する
日光に弱い苔の性質を活かし、日射を遮らない工夫をしましょう。
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不要な植栽を剪定して、日当たりを良くする
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よしずやカーテンの使い方を工夫し、日照を確保
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北側のスペースには定期的に日光を当てる工夫(鏡や反射シートなども有効)
(3)掃除とメンテナンス
汚れや有機物を放置しないことが、苔の発生防止に直結します。
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外壁やベランダのこまめな清掃(特に梅雨入り前が効果的)
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枯葉やゴミ、土埃をためない
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水はけの悪い場所は、傾斜や排水口の見直しで改善
3. 苔防止に効果的な薬剤・素材
市販の苔防止剤や、家庭でも使えるナチュラル素材も役立ちます。使用時には成分や場所に注意しましょう。
(1)苔防止スプレー・コケ取り剤
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次亜塩素酸ナトリウム系:強力だが金属や植物にダメージを与えることもある
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アルカリ性洗剤:コケを分解し、再発を抑制
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ベンザルコニウム塩化物(逆性石けん):家庭用に安全性が高く、苔防止にも◎
(2)お酢や重曹
自然派アイテムとして人気ですが、効き目はゆるやか。こまめに散布することで予防効果が期待できます。
(3)防滑・防藻マットや塗料
外構のコンクリート部分などには、防藻機能付きの塗料や、防滑シートを使うのも一つの方法です。
4. 苔の発生を長期的に防ぐ!おすすめの工夫と習慣
一時的な対策だけでなく、長期的に苔を防ぐためには、生活習慣の中に「苔対策」を取り入れることが大切です。
□定期的なチェックリスト
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雨のあとは排水や湿気のたまり場をチェック
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日陰や結露の多い場所は拭き取り・換気を実施
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定期的に外壁や床面を目視点検し、変色・ぬめりがあれば早期対応
□建材・リフォームでの予防
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防藻・防カビ機能のある建材を選ぶ(タイル、塗装材など)
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外壁の塗り直しの際に防コケ塗料を選択
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ベランダや屋根の勾配を見直して水はけを改善
□プロのクリーニングを活用
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年に1〜2回、外構や外壁のクリーニングを専門業者に依頼
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高圧洗浄+防苔処理で再発を大幅に防止
5. 苔を完全に「なくす」のではなく、共存も選択肢
最後に。苔は自然界の一部であり、すべてが「悪者」というわけではありません。場所やデザインによっては、美観や癒しを提供してくれる存在でもあります。
たとえば…
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鉢植えの表面にあえて苔をあしらう
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石畳の隙間に自然に生えた苔をそのまま残す
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苔玉や苔テラリウムとしてインテリアに活用
苔を完全に排除するのではなく、「ここには必要ない」「ここにはあっても良い」というバランス感覚が、快適で美しい住環境をつくるポイントです。
まとめ
苔の発生を防ぐには、まず原因を知り、日常の中でのちょっとした工夫と対策を継続することが大切です。特に日本のように湿度の高い地域では、気づかないうちに苔が広がることもあります。この記事を参考に、「苔と上手に付き合う住まいづくり」を実践してみてください。

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