
苔の学名とその魅力 – 知っておきたい代表種と特徴
1. はじめに
苔(こけ)は、地球上に最も古くから存在する植物の一つであり、湿った環境を好みながらも極地や乾燥地帯など、さまざまな環境に適応しています。近年では、苔テラリウムや庭園装飾としての利用が増え、観賞用としての人気も高まっています。この記事では、苔の基本情報と、代表的な苔の学名を紹介しながら、その魅力を深掘りしていきます。
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苔伝道師の増田(まっすん)です。

今日は「苔の豆知識」をお伝えしていきます♬
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2. 苔の基本情報と学名
苔植物(Bryophyta)は、維管束を持たない陸上植物の一群であり、大きく3つのグループに分類されます。
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蘚類(せんるい) – Mosses(学名: Bryophyta)
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苔類(たいるい) – Liverworts(学名: Marchantiophyta)
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ツノゴケ類(つのごけるい) – Hornworts(学名: Anthocerotophyta)
苔植物は主に胞子で繁殖し、水を必要とするため湿った環境を好みます。以下、各分類の代表的な種とその学名を紹介します。
3. 代表的な苔とその学名
3.1 蘚類(Mosses – Bryophyta)
① ハイゴケ(Hypnum plumaeforme)
日本各地に広く分布し、庭園や神社の境内などに見られる代表的な苔です。ふわふわとした外観が特徴です。
② スナゴケ(Racomitrium canescens)
乾燥に強く、庭園の地面や岩の上などに生育します。灰色がかった緑色をしており、テラリウムにも適しています。
③ コツボゴケ(Atrichum undulatum)
湿った森の中に生育し、波打つような葉が特徴的な蘚類の一種です。
④ ウマスギゴケ(Polytrichum juniperinum)
茎が直立し、杉のような形をした苔です。耐寒性があり、山地や亜寒帯地域にも生育します。
⑤ ミズゴケ(Sphagnum spp.)
水を保持する能力が非常に高く、湿地や泥炭地などに生育する種類です。園芸用の土壌改良材としても利用されます。
3.2 苔類(Liverworts – Marchantiophyta)
① マルチャンティア・ポリモルファ(Marchantia polymorpha)
世界中の湿った場所に広く分布する苔類の一種で、葉のような形をした配偶体を持つのが特徴です。
② ツボミゴケ(Riccia fluitans)
水中でも成長できる苔であり、アクアリウムなどでよく利用されます。
③ ゼニゴケ(Marchantia emarginata)
ゼニゴケ科の代表種で、丸い葉状体を広げるように成長します。湿った地面や岩の上でよく見られます。
3.3 ツノゴケ類(Hornworts – Anthocerotophyta)
① アントセロス・ラエヴィス(Anthoceros laevis)
ツノゴケの代表種で、胞子体がツノのように立ち上がる独特の形状を持っています。湿地帯や田んぼなどに生育します。
② ノシメツノゴケ(Phaeoceros laevis)
日本でも見られるツノゴケの一種で、光合成能力が高く、生育速度が速いのが特徴です。
4. 苔の生態と環境への適応
苔は、湿った環境を好む一方で、乾燥地帯や極地、岩場などにも適応する能力を持っています。特に、
このような特性から、都市の緑化や空気清浄効果を持つ植物としても注目されています。
5. 苔の活用方法
近年、苔は観賞用だけでなく、様々な用途で活用されています。
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苔テラリウム – 室内で苔を育てるインテリアとして人気。
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盆栽・庭園 – 日本庭園の風景に欠かせない存在。
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空気浄化 – 苔ウォール(苔を使った壁)などの設置で、空気の質を改善。
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エコ素材 – ミズゴケを利用した農業資材や土壌改良材。
6. まとめ
苔は、小さな植物ながらも多種多様な種類があり、それぞれが異なる環境に適応しながら成長しています。その学名を知ることで、より深く苔の世界を理解し、適切な育成や活用が可能となります。苔の持つ美しさや機能性を活かし、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
画像生成: 「苔の代表種一覧」
記事の内容に基づき、代表的な苔の種類を図解した画像を生成します。

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