苔テラリウムのパーツと選び方
はじめに
苔テラリウムは、ガラス容器の中で苔を育てながら、小さな自然の風景を楽しむことができるインテリアアイテムです。自分だけの小さな森を作る楽しさがあり、植物好きの方から初心者まで幅広い層に人気があります。そんな苔テラリウムを作るためには、いくつかのパーツが必要です。この記事では、苔テラリウムに必要なパーツの種類や選び方について詳しく解説します。
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苔伝道師の増田(まっすん)です。
今日は「苔の豆知識」をお伝えしていきます♬
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1. 苔(こけ)
苔テラリウムの主役はもちろん「苔」です。以下のような種類があります。
よく使われる苔の種類
1. ハイゴケ(這苔)
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明るい緑色で、横に広がる成長の仕方をする。
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見た目が美しく、テラリウムの背景や地面を覆うのに適している。
2. ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)
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繊細で柔らかい見た目。
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湿度管理をしやすい環境で長持ちしやすい。
3. スナゴケ(砂苔)
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乾燥に強く、明るい環境にも適応できる。
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盆栽や庭園にもよく使われる。
4. コツボゴケ(小坪苔)
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しっとりした環境が好きで、コンパクトに成長する。
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テラリウムのアクセントとして配置しやすい。
5. ヤマゴケ(山苔)
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ふわっとした質感が魅力。
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水分を含むと色が鮮やかになる。
2. 容器(ガラスボトル・ケース)
苔テラリウムの容器は、見た目の印象を決める重要な要素です。
容器の種類
1. ボトル型
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一般的な苔テラリウムのスタイル。
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口が狭いものは湿度管理がしやすい。
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口が広いものはデザインの自由度が高い。
2. ジャー(瓶)
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密閉できるタイプが多く、長期間湿度を保ちやすい。
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観察しやすく、湿度を調節しながら育てられる。
3. オープンケース
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乾燥に強い苔向け。
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空気の循環がよく、カビが生えにくい。
4. ガラスボウル
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360度どこからでも観察できる。
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レイアウトの自由度が高く、デザイン性を重視する人におすすめ。
3. 土台・用土
苔の成長を支えるための土台が必要です。
土の種類
1. 赤玉土
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保水性があり、苔の成長を助ける。
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初心者にも扱いやすい。
2. 鹿沼土
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水はけが良く、通気性に優れる。
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湿気がこもらず、カビが生えにくい。
3. ピートモス
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保水性が高く、酸性土壌を好む苔に適している。
4. 活性炭
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消臭効果があり、カビや雑菌の発生を抑える。
4. 飾り・アクセントパーツ
より魅力的な苔テラリウムにするために、以下のアクセントパーツを加えるとデザイン性が向上します。
天然素材
1. 石(レイアウトストーン)
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溶岩石:軽くて水分を含みやすい。
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黒曜石:光沢があり美しい。
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砂岩:ナチュラルな風合いが楽しめる。
2. 流木・枝
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自然な雰囲気を演出。
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苔と組み合わせることで、森のようなデザインが可能。
3. 砂や小石
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地面のデザインを整えるのに便利。
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白砂や黒砂を使うと、対比が美しくなる。
人工素材
1. フィギュア
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動物や小人のミニチュアを配置すると、物語性が生まれる。
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童話の世界観を作りたい人におすすめ。
2. ライト
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LEDライトを取り入れると、夜でも幻想的な雰囲気を楽しめる。
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ソーラーライトを使うと電池不要で便利。
5. メンテナンス用品
長く苔テラリウムを楽しむためには、メンテナンスが必要です。
便利な道具
1. ピンセット
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細かい苔の配置や微調整に必須。
2. スプレーボトル
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水やりをする際に均等に霧吹きできる。
3. ハサミ
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伸びすぎた苔をカットして形を整える。
4. ブラシ
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ガラスの内側についた汚れを落とす。
まとめ
苔テラリウムを作るためには、苔、容器、土台、アクセントパーツ、メンテナンス用品が必要です。これらを適切に選ぶことで、美しいテラリウムを作ることができます。自分の好みに合った素材を使いながら、オリジナルの苔テラリウムを楽しんでください!
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