観葉植物の種類がわからないときの調べ方と楽しみ方ガイド

観葉植物の種類がわからないときの調べ方と楽しみ方ガイド

はじめに

観葉植物をお部屋に迎えたとき、「名前がわからない」「種類を忘れてしまった」という経験はありませんか?
ホームセンターや100円ショップで手軽に買える観葉植物も多く、ラベルに名前が書いていないことも少なくありません。また、友人から株分けしてもらったり、プレゼントでもらったりすると、「この植物は何だろう?」と疑問に思うこともあるでしょう。

実は、観葉植物の名前を知ることは育て方や置き場所を考える上でとても大切です。種類によって耐陰性や水やりの頻度が異なり、正しい管理方法を知ることで、植物はより元気に長生きしてくれます。

この記事では、「観葉植物の種類がわからないときの調べ方」や「代表的な観葉植物の特徴」を紹介します。


観葉植物の種類がわからないときの調べ方

1. 葉の形や模様を観察する

観葉植物を見分けるとき、一番の手掛かりは「葉」です。

  • 葉が細長い → サンスベリアやドラセナの仲間

  • 葉が丸い → ポトス、ペペロミア、シェフレラ

  • 斑入り(白や黄色の模様がある) → ポトス・マーブルクイーンやフィロデンドロンの仲間

  • 光沢のある肉厚の葉 → ゴムの木、シェフレラ

葉の形は植物ごとに個性があり、種類を絞り込むヒントになります。

2. 成長の仕方を観察する

茎の伸び方も大事な判断材料です。

  • 上に真っすぐ伸びる → ユッカ、パキラ、ドラセナ

  • つるが垂れ下がる → ポトス、アイビー、モンステラ・アダンソニー

  • 株立ち状になる → シェフレラ、アグラオネマ

3. 花屋や園芸店で写真を見せる

実物や写真を持って園芸店に行くと、店員さんが種類を教えてくれることもあります。植物を専門に扱うスタッフは経験が豊富なので、自分で調べるよりも早く解決することがあります。

4. アプリやSNSを活用する

最近は植物を識別してくれるアプリ(「PictureThis」「GreenSnap」など)もあり、スマホで撮影するだけで種類を判定できます。また、InstagramやX(旧Twitter)で植物の写真を投稿し、「この植物の名前を知りたい」と聞いてみると、植物好きのフォロワーから教えてもらえることもあります。

5. 本や図鑑で調べる

観葉植物図鑑や園芸書には写真が豊富に掲載されており、種類ごとに特徴や育て方が紹介されています。植物に触れる時間を増やしながら図鑑で調べるのも、楽しみ方のひとつです。


よく見かける観葉植物の種類と特徴

ここでは初心者が特によく出会う観葉植物を紹介します。名前の候補を知っておくことで、見分けやすくなります。

1. ポトス

  • 特徴:ハート型の葉、緑に黄色や白の斑が入る。つる性で成長が早い。

  • 育て方:耐陰性が高く、水やりは土が乾いたらたっぷり。

2. サンスベリアトラノオ

  • 特徴:剣のように硬い葉が上に伸びる。空気清浄効果があると言われる。

  • 育て方:乾燥に強い。水やりは控えめに。冬は断水気味で管理。

3. パキラ

  • 特徴:掌状に広がる明るい緑の葉。編み込み仕立ても人気。

  • 育て方:日当たりの良い場所を好むが、半日陰でも育つ。

4. モンステラ

  • 特徴:切れ込みの入った大きな葉。熱帯的な雰囲気があり、インテリア性抜群。

  • 育て方:日陰にも強い。水やりは土が乾いたら。

5. シェフレラ(カポック)

  • 特徴:小さな葉が丸くまとまって広がる。丈夫で初心者向き。

  • 育て方:日当たりから半日陰まで対応。乾燥にも比較的強い。

6. ゴムの木(フィカス属)

  • 特徴:光沢のある厚みのある葉。品種によって斑入りもある。

  • 育て方:明るい場所を好む。水やりは土が乾いてから。

7. ユッカ

  • 特徴:鋭い葉を上に伸ばす力強い姿。別名「青年の木」。

  • 育て方:強い光を好む。乾燥に強いが、水切れに注意。


種類がわからなくても楽しめる観葉植物の育て方

名前がわからなくても、基本の育て方を押さえれば安心です。

水やりの基本

  • 土が乾いてから与える(毎日ではなく、土の状態を確認)

  • 冬は生長が緩やかなので水やり回数を減らす

光の基本

  • 明るい窓辺やレースカーテン越しの光が理想

  • 耐陰性がある種類なら日陰でも大丈夫

温度の基本

  • 10℃以上を保つと安心(寒さに弱い種類が多い)

葉のケア

  • ほこりを拭き取ることで光合成がスムーズになり、害虫予防にもなる


観葉植物の種類を知るメリット

  1. 正しい育て方がわかる
     水やりの頻度や置き場所の目安が明確になる。

  2. 病害虫対策ができる
     種類ごとに発生しやすい害虫が違うため、予防がしやすくなる。

  3. 増やし方を学べる
     挿し木、水挿し、株分けなど、繁殖方法を調べやすい。

  4. 愛着が深まる
     名前を知ることで「わが子」のように大切にできる。


まとめ

観葉植物の種類がわからなくても、葉や茎の特徴を観察したり、アプリや本で調べたりすることで、ある程度の見当をつけることができます。名前がわからないままでも育てることはできますが、種類を知ることでより適切なケアができ、植物もいきいきと育ってくれるでしょう。

観葉植物は、ただ飾るだけでなく、名前を知り、特徴を理解しながら育てることで、お部屋のインテリア以上の存在になります。ぜひ、身近な植物の名前を調べてみてください。


 

 

 

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