苔テラリウムの種類と魅力:初心者向け完全ガイド
はじめに
苔テラリウムは、自然の美しさを手のひらサイズで楽しめるインテリアとして人気を集めています。ガラス容器の中に苔を配置し、独自の小さな世界を作り上げることができるため、初心者から上級者まで幅広く楽しめる趣味です。
本記事では、苔テラリウムの種類について詳しく解説し、それぞれの特徴や育て方について紹介します。自分に合ったスタイルを見つけ、苔テラリウムの魅力を存分に味わいましょう。
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苔伝道師の増田(まっすん)です。
今日は「苔の豆知識」をお伝えしていきます♬
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1. 苔テラリウムの基本スタイル
苔テラリウムにはさまざまなデザインがありますが、基本的には以下の3つのスタイルに分類できます。
1-1. 密閉型テラリウム
密閉型テラリウムは、フタのあるガラス容器を使用するスタイルです。このタイプの特徴は、内部の湿度が高く保たれるため、乾燥を防ぎやすいことです。
特徴
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水やりの頻度が少なく済む
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熱帯性の苔に適している
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カビやコケの過剰成長に注意が必要
適した苔の種類
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ヤマゴケ
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コツボゴケ
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ホソバオキナゴケ
1-2. 開放型テラリウム
開放型テラリウムは、フタのない容器を使うスタイルで、空気の循環が良いため、湿気に弱い苔にも適しています。
特徴
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風通しが良く、カビのリスクが少ない
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乾燥に強い苔を選ぶ必要がある
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こまめな水やりが必要
適した苔の種類
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ハイゴケ
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スナゴケ
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シッポゴケ
1-3. レイアウト型テラリウム
自然の風景を再現するように、岩や流木、フィギュアなどを配置して、より芸術的なアレンジを楽しむスタイルです。
特徴
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自然の風景をミニチュア化できる
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アクアリウムとの組み合わせも可能
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インテリアとしても映える
適した苔の種類
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ウマスギゴケ
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コバノチョウチンゴケ
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タマゴケ
2. 苔テラリウムに使われる主な苔の種類
苔にはさまざまな種類がありますが、特にテラリウムに適しているものをピックアップして紹介します。
2-1. ハイゴケ
乾燥に強く、開放型テラリウムに最適な苔です。鮮やかな緑色が特徴で、成長も比較的早いです。
2-2. ヤマゴケ
フワフワとした質感が魅力的で、湿度の高い環境を好みます。密閉型テラリウムに向いています。
2-3. スナゴケ
砂地や岩場に生息する苔で、細かい葉が密集した美しい見た目が特徴。乾燥にも比較的強いです。
2-4. ウマスギゴケ
背が高く伸びるタイプの苔で、森林の雰囲気を再現したいときにおすすめです。
2-5. コツボゴケ
柔らかい葉と鮮やかな緑色が特徴で、湿度の高い環境に適しています。
2-6. シッポゴケ
枝分かれした葉が特徴で、やや乾燥に強く、開放型のテラリウムに向いています。
3. 苔テラリウムの作り方
苔テラリウムを作る際は、以下の手順で進めると簡単に作成できます。
3-1. 必要な材料
3-2. 作成手順
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容器の底に小石を敷き、水はけをよくする。
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適量の土を入れ、平らにならす。
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苔を配置し、ピンセットでしっかり固定する。
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霧吹きで水を与え、湿度を調整する。
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好みのレイアウトに仕上げる。
4. 苔テラリウムの管理方法
4-1. 水やり
水やりの頻度はテラリウムの種類によって異なります。
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密閉型:2週間に1回程度
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開放型:3〜4日に1回
4-2. 置き場所
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直射日光を避け、明るい日陰に置く
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室内の温度は15〜25℃が適温
4-3. トラブル対策
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カビが発生した場合:風通しを良くし、換気する
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苔が乾燥した場合:霧吹きで水分を補給する
まとめ
苔テラリウムには、密閉型・開放型・レイアウト型などさまざまな種類があり、それぞれに適した苔が存在します。初心者の方は、まずは育てやすいハイゴケやヤマゴケから始めるのがおすすめです。
作り方や管理方法をしっかり学び、自分だけの小さな緑の世界を楽しんでください!
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